慶應通信、統計学レポート作成に際して
今回、ゴールデンウイークを利用して無事に統計学のレポートを全て提出することが出来たので、Tipsという程のものじゃあないけれど、個人的に感じた疑問や感想などを書き連ねておく。
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統計学に関して
自然科学分野の科目で、4単位。単位数が多いし経済学部だと必修科目となっているので、「お、これ必修だし単位多くてお得そうやんけ!やったろ!」なんて感覚で教科書を手に取ると、まずはその教科書の大きさと分厚さに軽く眩暈を覚える。そして「いや、教科書はこんなもんでも、レポートはそうとは限らんだろ。」とか言いながら別冊のレポート課題を見ると絶望する科目。さらに絶望させられる理由として、統計学のレポートは全4回で構成されていて、全部出さないと科目試験を受けることが出来ない仕様。だからただなんとなく「やったろ!」感でこの科目を選択しようとする人間の心を全力で折りに来てるような印象を受けるけど、実はレポート1回分あたりの範囲はそんなに広くなかったりする。
んで、数式いやー!って人も、数式アレルギーを治すには良い科目かもしれない。数学の基礎や微分・積分よりは。一旦この科目をレポートを乗り切ると、世の中の数字の意味がなんとなくアレルギー前提じゃなくなるので、なんか心が平和(に、なった気がする。僕はw)だからこれが終わって覚悟が出来たら数学のレポに進もうかと思います(白目)
学習に必要なもの
とりたてて学習に必要な特別なものは無い印象だけど、
このくらいはあると取り組みやすい。電卓は関数電卓を持っている人はそれでも良いと思う。試験では使えないので自己学習用限定になっちゃうけど。
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学習開始~レポート作成まで
レポート分量に関して
ちなみにこの記事を書いている現在僕はまだ全4回のレポートを出し終わった「だけ」という段階だけれど、1回あたりのレポート分量は手書きレポート用紙6枚~8枚くらいの分量だった。1枚あたり400文字びっしりと文字を描き込んだ6枚~8枚じゃなくて、数式や図・表が入ってそれくらいの分量なので、そこまで「多いわ!」って感じもしない。でもレポートを終えて見返すと「やったったなぁ…」という程度の量にはなるので妙な満足感が得られるw
レポートの範囲
ちなみにそれぞれのレポート範囲としては、1回あたり4章分~5章分くらい。教科書が全20章で構成されているので、純粋に各1/4ずつくらいが範囲。ところどころ数式オンパレードで嫌になりそうになるけれど、「発展項目」と書いてあるところは試験範囲外(注:2020年 通信教育課程 科目要綱確認時)となっているので、読み飛ばしても大丈夫。ざっくり読むならレポート1回の範囲あたり2時間~3時間くらいで読むことは可能。(統計学をどっかでやってたよ!とか、素養がある方はもっと早いと思う。当然だけど)
学習の進め方
んで、教科書を読み終えたら章末問題に取り組む。これも「発展問題」って書いてある問題はやらないでスルーした。似たような問題が並んでいる場所もあるので、几帳面に全部やらなくても比較的大丈夫かな?というような印象。だけどこの科目、手を動かすと覚えるね。いや、なんでもそうなのかもしれないけどw
個人的に使った参考書とか
ちなみに「教科書がデカくて分厚い=分量が多い」という訳ではなくて、この教科書の場合は「丁寧に書いてあるから分厚い」だけなので、読めばだいたいなんとなく理解は出来ると思う。でもちょっとなんかわかりにくいなぁ…なんて人に向けて、僕が購入して良かった参考図書としては…
まずはこの一冊から 意味がわかる統計学 (BERET SCIENCE)
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このあたり。僕が読んだ順番は「教科書」→「はじめての統計学」→「意味がわかる統計学」だったけど、統計学に初めて触れる人とか、数式いやあああ!って人とか、もう忘れたなぁ…なんて人は「意味がわかる統計学」→「教科書」&「はじめての統計学」くらいの順番が良いかも。「意味がわかる統計学」は言葉が感覚でわかりやすく丁寧に書いてあって読みやすかった。でも各種数式が教科書とは違う記号、違う書き方になっている部分があるので、あくまでの「学習のベースは教科書で、補助教材、なかでも導入用として割り切って使う」というのが良いと思った。
レポート作成時に感じたこと
僕はOne Noteに手書きでレポート問題を解く→(レポート用紙白黒コピーに鉛筆で下書き)→レポート用紙に万年筆で清書って順番での作成だった。その問題を解いていく中で、Excelはやっぱり偉大。レポートや章末問題などの勉強にはExcelがあると楽というか個人的には必須。先にもちょろっと書いたけど、電卓「だけ」では対応が面倒なので、関数電卓を持っている人はあると良い。ちなみにExcelでお世話になった関数は下記の通り
Excelでお世話になった関数たち
sum
みんな大好きsum関数。ただ合計するだけなのに何故こうも愛おしいのか。よく「すm」って打ってから半角に切り替えることになる。
average
平均を出す関数。average関数では「空白ノットイコール0」という概念だけ覚えておきましょう。空白をゼロとして取り扱って算出する場合は、sum関数とcounta関数とか使って自力で除算しましょう。
power
べき乗関数。Excel詳しいつもりだったけど今回初めて知った関数。この関数、便利だね。章末問題やレポート問題でめっちゃ活躍する。
exp
eのべき乗を求めるときに使う。ポアッソン分布のときくらいしか使わないけど、たまに使ったような印象。
その他
標準偏差を求める数式なんかもあるけど、数式を覚えて根本的な出し方を忘れてしまうのでおすすめが出来ないかも(というか僕が使っててワケがわからなくなったからだけどw)
レポート用のグラフ作成
以前の記事で、Pythonのmatplotlibを使って描く手法を記事しましたので、よろしければご参照下さい。僕はたまたまPythonの勉強を並行してやっていたのでこの手法を取りましたが、Excelでも十分に書くことが出来ます。教科書の付録で凄く丁寧にグラフ作成方法を乗せてくれておりますので。
レポート清書~試験まで
で、清書。清書の際にひっかかるのは「1マスに1文字じゃなきゃいかんの?」ってのと、「図のコピーておま、印刷せないかんやんけ。どのくらいのサイズがいいのかな」くらいでしょうか。
1マスに一体何文字書けば良いのか問題
結論としては、マス目を無視して数式を2行に渡って書いてみたり、1行に詰め込んで書いたりしたけれど、問題無かった。いや、文字はちゃんと1マス1文字に収めたけれどw あとは分布表のどこを読み取ったか描いて。って問題の対応に「手書きでやるべきか、Excelで表を作って貼り付けるべきか…」ってだいぶ悩んだ。最終的に僕は手書きでやった。Excelでやると印刷サイズ気にしたり、ハサミでカットしたり貼り付けたりと工数が無駄に増えるのよね…。
清書に使う表とかグラフの印字~貼り付け
印字用ファイル作成~印字
家にプリンターが無い方はコンビニプリントが便利。フルカラー1枚60円なので、ちょっと割高に感じるけど…結構素敵な画質で印刷してくれた。白黒で済むものは白黒で印字するとコストカットできるね。あとは会社のプリンタをこっそり使うとか。で、この項の問題はそこじゃないんだよ。このグラフ、プリンタで印刷したらどれくらいのサイズになるんだろう問題が問題なんだよ。
ちなみに初回レポ分に関しては、
- 会社のプリンターで完成品を印刷
- 切ってみて、レポートに合わせてみて大きさ確認
- 大きさを調整して、再度印字
- 切ってみて、レポートに合わせて大きさ確認
なんていう会社の備品無駄使いパターンで乗り切ったけれど、これはなかなかスマートじゃない。後ろ暗いし。だから次のレポでは、
- Excelで作った表をpdfとして保存
- pdfをAcrobat Readerの物差し機能を使って採寸
- 採寸結果をレポート用紙に定規あてて雰囲気確認
- 再度調整して、pdfで採寸
- 調整終わったらpdfファイルから印字!
という手法をとってみた。するとどうでしょう。想定サイズの7割くらいの図が印字されたんですけどwwwwwwってなった。もう面倒だからそのまま使ったけど、これちゃんとdpiとか計算せんといかんね。皆様は気を付けましょう…。
と、思ったけど実寸で印字する方法があるらしい。
やったことないからわからんけど、こんなんで出来るのか…もっと早く調べてみれば良かった。
切り取り、貼り付け
いやー。なんかハサミ使って枠線通りに何かを切り取るとか久しぶりにやったよ。で、この際にExcelに表を図で印刷する人は「枠線」の設定をしておくと切るラインが明確になって良いね。切りやすかった。で、切り取った後の糊付けは、テープのりだと紙がべろんべろんにならなくてスマートだけど、消費量が激しいのでそこまでこだわらなくても良いかもと思った。でも普通のノリでレポートがちょっとブワブワになるのでなんかどうでも良い美意識がオレの邪魔をした。
現段階のまとめ
で、ここまで終わったらあとは投函!試験対策等に関しては記事を作成されている方もたくさんいらっしゃるので、そちらを参考にどうぞ。私は無事に単位が取れてからこの記事に追加することにします…w
【2020年5月18日追記】 あろうことか、参考資料の題名が違ってました…ということで、こっそりと差し替え。