決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

慶應通信、経済学(総合科目)の対応覚え書き

慶應通信の総合科目、社会科学分野の経済学に関する覚書。といっても読んだ本と個人的なその進め方の記録。

取り組んだ時の状態

  • 夏スクで総合科目の経済学は履修した
  • 需要と供給、なんとなーくそれを導く話の流れは知ってるつもり
  • 上級財と下級財?ああ、なんか線の移動の仕方が違うんでしょ?

 という程度。むかーし大学生だった頃は物理学科だったし、経済学は高校時代の政治経済の授業の記憶がかすかに存在するかしないか…程度。

 で、夏スクの経済学を受けて「あー、そんなんありましたねー。縦軸に価格だっけ?横軸に価格?」くらいの記憶からレポート作成開始

読んだもの

 まずは教科書のフォントがなんか古くてすげぇ難しく書いてある。これ、最初に読んだらダメな教科書だわ。ということで近くの図書館に走り、ミクロ経済学関連の書籍で「入門」って書いてあるものを何冊か。(ミクロ関連書籍なのはレポート課題がミクロ分野だったから)

 この時の決心(?)から、結局経済学の教科書はほぼ開かなかった。

『心と体にすーっとしみこむミクロ経済学

市野泰和『心と体にすーっとしみこむミクロ経済学中央経済社、2015年

 もう何もかもがわからないと思ったから雰囲気が優しそうなコイツをチョイス。結果としては、表現が優しく、身近な例で考えさせようと丁寧に説明をしてくれるので基礎固めの基礎固めには丁度良かった。

 数学的に考えなきゃいけないところも、「左から積み上げる」とか、「あ、なるほどね」と思えるようなわかりやすい説明が大変助かった。でも、レポート課題の革新に迫れるようなレベルじゃなかった。残念。という訳で次の本。


ミクロ経済学の第一歩』

安藤至大ミクロ経済学の第一歩』有斐閣、2013年

 基礎固めの基礎固めが終わってたからだろうか。思ったよりちゃんと読めた。というかこれもそんなに難しくない。初学は有斐閣はストゥディアあたりから手を出すのがやはり無難なのか。

 この本だとミクロの一分野であるゲーム理論も言及されていたり、比較的ミクロのメジャーな話題は全部触れてくれているし、まだ読みやすい。レポートの課題の革新には迫れない(肝心な説明がわかりやすさ優先でボヤけてる感じ)けど、とっかかりが見えたのがこの本。レポートの結論を引き出す準備の本って感じだった。まだレポート書けず。次の本。


『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第3版)』

N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第3版)』 東洋経済新報社、2013年

 お金が無かったので中古でひとつ前のマンキューを購入。マンキュー読んだよ!ってTwitterで言ってた人が居てなんかカッコよかったから買ってやった。

 届いて分厚さにひるむ。が、文章はとてもフランクで読みやすい。これを始めて読む段階だと章末問題は取り組む余裕が全くなかった。だけど一通り読みとおすのを目標にして頑張って読んだ。

 マンキュー読み終わったあたりで、「あ、経済学の教科書ってだいたい同じ順番で同じようなこと説明するね?」なんて気付き、知識が若干体系的になってきた感じがした。でも当時のレポート課題の部分はさらっとしか触れてくれておらず、なんかまだ違った。でも書けるかな?と、思ってこの段階でレポート初稿発射。惨敗で帰宅してくる。うむ。次、なんか読んでフォローしよう。次の本。


『経済学・入門(第3版)』

塩澤修平『経済学・入門(第3版)』有斐閣、1996年

 よく「塩澤」って呼び捨てにされている鉄板教科書。この本あたりから数式と微分がわっさわっさ出てきてちょっとひるむ。でも、数式を日本語に読み替えて読むというか…数式慣れする良い準備体操にもなるし、数式がわかると言葉での理解よりも直感的に扱うことが出来る気がした。

 で、レポートはこの本までで合格出来た。といっても、添削してくれた先生が「この要素とこの要素が足りないよ」「でもそれ説明するならこれもそれも」って要素を詳しく教えてくれたので、それを参考文献で確認しながら組み立てた…って印象だったけど。


まとめ

 総合科目、社会科学分野の4単位はデカい。あと、ここでちゃんとレポやっておかんとやっぱり専門科目のミクロとかマクロやるときに苦労する。(というか僕は大分苦労した)

 読書期間が3週間くらい、レポ書きでトータル2週間くらいかかったかな。全部定価で買ったら…12,770円。図書館大事。すげぇ大事。この科目で図書館のありがたみが本当に良くわかりました。今までただ空気吸いに行っててすみませんでした。