決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

サービス残業の別の側面

オレはずるいのかな。と、思うことがある。

 

 

 

一つの店を任されるようになってから、

先月のエントリーのような形で復讐心だけで動いていたけども、

もうひとつ同時並行で進めていたことがある。

それはサービス残業の完全撤廃だった。

 

とはいっても大々的なシステムの革新とかそんなたいそうなことじゃなくて、


 「時間内で出来うる全ての仕事をやれ。無理なら残して帰れ。残った分はこちら(管理監督者)で片付けるから。」

 

という程度のもの。

まぁこれでなんとかならんかったらちょっとシステム改革に入るか。などと思っていたが、

部下や同僚のみんなが凄い勢いで時間内で仕事をしてくれるようになったので

多少の業務の棚卸、要不要の区別をつけてあげるだけでなんとかなってしまった。

 

この件に関しても、(会社の上層部は面白く無いらしいが)いい結果が出せた。

僕は自分がブラック企業で働いているなんて口が避けても言いたくないし。

部下にもそんなこと言わせたくないもんね。

 

しかしそのサービス残業の完全撤廃は、ひとつの格差を生み出した。

「労働時間の不足。」だ。

しかしここで言う労働時間というのは労働基準法で言う基準時間ではなく、

いわゆる「自己啓発」と呼ばれるものにあたる時間。

ひとつ上の役職に上がる為の勉強であったり、

今自分に不足しているスキルを補う為に発生する時間のこと。

本来ならこれも労働時間に加えた上での運用を目指すべきだが、

現在の仕組みではそれを補う時間が、

僕や副店長がかつて過ごしてきたその時間(当時は当然サービス残業だったが)と比較して

圧倒的に少ないのだ。

それがどのような弊害をもたらすかというと、

結局ひとつ上のポジションで求められるスキルを身につけるのが遅くなり、

うまいこと評価されてポジションアップした際に

他店で経験を積んできた同じポジションの人間と比較して

圧倒的なチカラ不足を招くのだ。

 

と、なると、だ。

これは先駆者としてサービス残業ではあったものの、

仕事を覚える時間、いわゆる「自己啓発」の為の時間を

「自分たちの世代だけ」たっぷりと取り、

これから会社を支えていく後輩達には与えない。

という搾取に当たるのではないか。

と。

 

じゃあ労働時間内でその時間をしっかり作ればいいじゃない!

って話ではあるんだけど、

現状全員が時間内でパンパンに仕事をしている訳で、

時間に余裕が出るとは到底考えられない。

 

じゃあ構造改革だ!

って話だけども、今んとこ一般社員時代から暖めてたネタはあらかた使い尽くし、

小細工程度のものしか残っていない為、

革新には繋がりそうもない。

 

 

 

 

…ん?オレのスペックの限界ってことか?

よし。ダラダラと書きなぐって結論が出た。

 

がんばろ。