決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

絶対評価と相対評価

記事の拾い読み

 拾い読みをしていて、こんな記事を見つけた。

blog.tinect.jp

 

 世の中の評価方法である「絶対評価」と「相対評価」のどちらが優れているかここで議論をする訳じゃないけれど、この話は「相対評価」みたいなもんよね。あとは、働きアリの法則的な感じ。

 

働きアリの法則(はたらきアリのほうそく)とは、働きアリに関する法則である。パレートの法則(80:20の法則)の亜種で、2-6-2の法則ともいう。

働きアリの法則 - Wikipedia

 

これは、トップの20%がガリガリと優秀な仕事をして、次の60%は普通に仕事をする。で、残りの20%がすげー怠けるぜ!その残り20%をクビにしたら、また違う20%がすげー怠けるようになるぜ!っていう話。ほら、もう上で触れた記事みたいになった。

 

原因

 こうなってしまう原因は、組織内部での評価制度が出来上がっていないとかたぶんそんな話じゃなくて、その評価をする人が人間であり、人間だからこそ主観でしか物事を測れないからだと思うのよね。世の中には「客観的に物事を考えることが出来ます!」というセールストークで就職活動を頑張っている方々もたくさんいらっしゃると思いますが、だいたい客観なんてもんは誰かの主観と誰かの主観をこねくりまわしてひとつに叩き潰した主観なんだよ。定量的な評価方法も世の中にはたくさんあるだろが!ってお叱りの言葉が聞こえてきそうですが、その定量的な評価を定義したのは誰かの主観であって、それが客観的な評価であるということとはまた違う話題だと思うのでござい。

 

結論

 組織力ってのが純粋に人数に比例するのであれば、その出来上がった無能もそのまま置いておいてあげれば良いってだけ。万年係長は結局係長であって、係長の仕事はする訳だし。そもそも出世ってのはさ、有能なヤツを無能にする為のものだからね。

 

ピーターの法則(ピーターのほうそく、Peter Principle)とは組織構成員の労働に関する社会学法則

  1. 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
  2. 時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
  3. その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

ピーターの法則 - Wikipedia

 

で、これを逆手に取って無能になった管理職を降格にすることで有能な平が出来上がるやん!ってのはあるけど、出世させた後に降格させたら本人のモチベーションなんて保てないし元の有能な平には戻らない。出世によってエントロピーは増大してしまうのさ、って話。

 

若者よ、その出世は本当に君の為なのか?

 

と、もっともらしい言葉を残してまとまらないこのエントリーを締めておく。

 

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

 森博嗣さんの本で読んだ覚えがあるんだけどな、ピーターの法則すべてがFになるじゃあないかもしれないけれどw