ビーン・カウンター
ビーン・カウンター
そういう言葉がある。
ダイヤモンドオンラインか何かの記事を流し読みしていて、目に入った言葉。論調からは碌な言葉じゃないんだろうな、とは思いつつもググった結果がこちら。
ビーン・カウンター
bean counterの日本語訳
経理屋:財務屋
bean counterの解説会計係や経理担当者を皮肉った言葉です。
この種の皮肉った言葉は数多くあります。
たとえば、「プロのネズミ捕り(a rat catcher)[アメリカではan exterminating engineer/イギリスではa rodent operative]」、「ごみ掃除屋(a dustman)[アメリカではa waste reduction manager/イギリスではa refuse collector]」。
経営企画室で仕事をしていると、どうしても経理や会計の知識を基に説明するケースが多く、資料作成屋と説明・調整係が分業化されるとどうしてもビーン・カウンター寄りの人材が出来上がることになる。どちらにせよ会社に何人かいなくてはならない存在だし、彼らが数値を作らなきゃ経営判断そのものもできない訳で、非常にこの言葉に憤りを覚える。*2
そもそもの「会計」とは
経理というのは、その会社の「会計ルール」に則って処理する業務フローのことで、会計ルールは会社特有(とはいっても限度があるが)の会計の原理原則に則って設定したルールのこと。では会計とは何なのか、というと…
会計(かいけい,英語: Accounting, Accountancy)とは、委託・受託関係において、受託者がその委託者に、委託された活動の状況について説明ないし釈明(account for)する行為を言う。受託者は委託者に対して活動の記録と報告を行うことで、受託責任が適切に遂行されたことを証明しようとする。
そう。説明する行為のこと。だからこのビーン・カウンターという皮肉はそもそもの会計という言葉の意味を見失っている。会計係は『会計を行う係』な訳で、数値をもって論理的に説明をする人だよ。悪口じゃねぇか!
まだ会社でこんな風に呼ばれたことはないけれど、いつかこんな風に呼ばれたら「そもそも会計がなんだか知ってるのか?」ってうざったく突っ込んでみよう。突っ込んだ瞬間に負けそうな人じゃなかったら、わかってくれそうな人だったら。うん。ぱわはら。
由来はなんなんだろ。コーヒー豆かな。