決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

マインド・ホールを突破せよ。

ビデオリサーチが提案するマーケティング新論 マインド・ホールを突破せよ。

株式会社ビデオリサーチひと研究所(2015)

雑なあらすじ

  • 情報が溢れているこの時代、心に突き刺す手法は何か。
  • デモグラフィックではない、「考え方のクセ」という切り口。
  • イノベーター理論とは少し違う、新しい捉え方

雑な感想

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引用:「考え方のクセ」で分かる 6つの生活者セグメント | ウェブ電通報

 今まではマーケティングという「相手を知る」という行為は、デモグラフィックな見地から行われることが一般的で、それを基準にして色々な商品の売り方、見せ方、考え方が出来てきた。しかしながら、この情報があふれ、もはや「カオス」といってもなんの違和感もないコミュニケーション・カオスの時代の中、人々は無意識に「マインド・バリア」を張り巡らせ、直観的に不要と感じた情報はシャットアウトしている。しかしそれでも「刺さる商品」というものは存在し続ける訳で、マインド・バリアを通り抜けて刺さっているものがあるのはこれまた事実。そのマインド・バリアに空いた、「マインド・ホール」を突破する為にはどのような考え方をして、どう対応していくべきなのか。そんなことが書いてある。

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引用:「考え方のクセ」で分かる 6つの生活者セグメント | ウェブ電通報


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 読み終えた直後の素直な感想として、「あ、面白いなこれ。やってみたい」だった。それぞれの人たちを、「自発的に情報収集をするタイプか、そうでないか」と「イメージを重視して選定するタイプか、そうでないか」という二軸から分類して、見事に6つのタイプで今の世の中の状況を説明しているように見える。だから現在の仕事が出店地域の選定であるとか、既存商品の戦うポイントの再定義であるとかいったターゲッティングの仕事がメインでやっている僕にとって、すぐにでも実務に活かせるかも!とは思ったのだ。とはいえ、活かす為には本書の中にある「6つのタイプ」の誰がウチの商品を買っているのか、店に来てくれているのかという設定(仮定)をせねばならないので、やっぱアンケート取らなきゃダメだよねー、なんていう言い訳が先行はしてしまって尻込みするのだがw

 でも、流石ビデオリサーチというか、本気のアンケートを本気で検証した結果でこの切り口が編み出されているので、なんかとりあえずこの図式通りにアプローチかけてもうまくいくかもしれないという謎の万能感は与えてくれる。とりあえず明日から会社でドヤ顔でこの理論を振り回すことにする。

ちなみにこの分類は下記アドレスのアンケートに答えることで知ることが出来ます。

vrhitoseg.com

私は「トレンド・フリーク」でした。雑学ロジカルだと思ってたのに…なんか悔しい…。

世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略

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