アップグレードプログラムに見るリース取引っぽい何か
スポンサーリンク
きっかけ
アップグレードプログラムが所有権移転外ファイナンスリースじゃないのか。というのがきっかけ。最近は自家用車のリース取引も活発になってきたけれども、「聞いたことあるけど、説明しろと言われるとちょっとモゴモゴ」的な人に向けて書いておく。
リースとは
究極的に簡単に言うと「物を借りて、その対価としてお金を払うこと」を指す。だけれどもその取引条件によってリースの種類があるので、まずはそちらを。
ファイナンスリースとオペレーティングリース
リースには2種類ある。良いリースと悪いリースだ。ファイナンスリースと、オペレーティングリースというもの。
オペレーティングリース
「お金を払って、借りている」というもの。そしてその所有権は「モノを貸している人」にあるということ。だからオペレーティングリースの期間が終わったら、そのモノは返却しなければなりません。厳密に言うと少し違うけれど、レンタルビデオから借りているビデオなんかはこのパターン。
ファイナンスリース
これは単純化すると語弊が生まれる可能性があるけれど、「お金を借りて、そのモノを買って、使いながらそのお金を返済していく。」というもの。ぱっと車のローンを想定する人がいるとは思うけれど、一般的な車のローンで借りているのは「お金」だけであって、その貸している人は「銀行」やら「ディーラー」となるはず。ファイナンスリースは、リース取引なので「モノ」を借りているのです。そう、その「モノ」の所有権は貸している人のものなのです。だから固定資産税やら壊れた際の修理費用は貸している人が払うことになります。そしてファイナンスリースをさらに分類すると、所有権移転ファイナンスリースと、所有権移転「外」ファイナンスリースに分類が出来るのでその違いを次の章で。
所有権移転ファイナンスリース
これは、リース期間が終わったら最後に所有権が「借りていた人に移る」というリース取引。
所有権移転「外」ファイナンスリース
一方、こちらの所有権移転外ファイナンスリースは、最後の所有権は「貸していた人のモノ」というリース。リース期間が終わったら取り上げられるってこと。
そしてアップグレードプログラムの考察
と、なると、だ。結局このアップグレードプログラムってやつは所有権移転「外」ファイナンスリースということになる。だって使ってたスマホ取られちゃうし。壊れてたら追加でお金払わなきゃいけないし。毎回毎回確実に2年ごとにスマホ変えるなら良いかもしれんけどねぇ…制度的にはなんか抵抗があるなー。コスパ考察は次の機会に。
HUAWEI 5.2型 P10 lite SIMフリースマートフォン サファイアブルー 【日本正規代理店品】 P10 lite/WAS-LX2J/Sapphire Blue
- 出版社/メーカー: HUAWEI(ファーウェイ)
- 発売日: 2017/06/09
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: 京セラ(KYOCERA)
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る