決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

キーボードコラムという需要のわからぬもの、その②

少し時間を置いて、先日公開して後悔したキーボードコラムの記事、続きをまた転載する勇気が出てきた。全5回構成、前回で3回分を掲載しているので今回残りの2回分を掲載し、


「オレは書かれたままになった可哀そうなドキュメントをひとつ、救ったのだ」


という禊を済ませることにする。



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第4回:キーボード配列のお話④

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 おはようございます。今日もキーボード、奏でてますか?


 代表的な配列として、「QWERTY」と「Dvorak」のお話しをさせて頂きました。実はまだまだまだまだ配列は存在します。ドイツ語をメインターゲットとした「QWERZ配列」、フランス語圏では「AZERTY配列」、日本語では「JIS配列」が一般的ですが、そもそもQWERTY配列という矛盾を孕んでいたりします。これはQWERTY配列ありき、で考えられたということですね。まさにキーボード論理配列におけるデファクトスタンダード。おそらくこれ以上デファクトスタンダードという言葉が当てはまってしまう事例は世の中にはあまり存在しないんじゃないだろうかと思いました。考え抜いた無名の天才にイグ・ノーベル賞あげましょう。ちなみに、QWERTY配列をQから上下に、ひとつずつズラしながら打つと「くぁwせdrftgyふじこlp;」という伝説の文字列になります。


 ではまた。


 相変わらず殺したい。冒頭から「奏でてますか?」じゃねぇ。キーボードを奏でるように打鍵するってことはそれだけ激しい音を伴う打鍵だろう、ということは周囲の人間全員が「あいつうるせー」って思ってるってことだ!そんな聞き方するな!世の中のストロング打鍵er達が悲しむだろ!あとは多分、この記事を書く直前くらいになんかのイグ・ノーベル賞関連の記事を読んだんだろうな。「オレこんなこと知ってるんだー」的な悪意を感じる。

 そしてふと思った。最近はもう「くぁwせdrftgyふじこlp;」って見ないね。だからこの打ち方の真実は需要が無いな。「ふじこふじこ!」ならわかる人居るかもしれないけど。笑


第5回:キーボード配列のお話⑤

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 おはようございます。今日もキーボード、愛でてますか?


 前回までは、「どのキーの横にどのキーが来るのかを決定する」論理配列に関してお話しをさせて頂きました。ではその論理配列を「いくつのキーで実現するのか」という概念が、物理配列です。これはもう簡単です。「何個キーついてるの?それ」が配列名称となっております。101、102、106、そしてそれぞれにWindows用のキーを3つ追加した104、105、109、そしてさらにその配列に電源、音量などの3キーを追加して107、108、112の合計9個くらいです。


 もし万が一、「キーボードって何個キーついてるのかな?」なんて聞かれるような事態に遭遇してしまったら、「煩悩の数くらいじゃない。」なんて答えるとなんかそれっぽく聞こえて素敵なんじゃないかと思います。僕なら鼻で笑います。ではまた。


ペラッペラのコラム。情報が薄すぎて酸欠になるやつ。ただ、「キーボード、愛でてますか?」は良い。ここだけは良い。そう、キーボードは愛でるべきものだ。だが世間一般には理解されまい。この文章を読んだ社内報読者諸君は末尾に付加される署名をみて「こいつはヤバくて面倒なヤツ」という認識を改めることになろう。ちなみに先日購入してしまったみんな大好きHappy Hacking Keyboardのキー数は60個~69個(モデルによって若干変動あり)という少なさ。煩悩の数にしちゃあ随分少ない。調査を怠ったな!よんごうきめ!


禊を終えて

何も魂は解放されなかった。というか新たな罪悪感を感じることになった。


「本当にこれを公開して良かったのか?眠らせておけばよかったのに」


だが産み出されてしまったこのドキュメント、誰の目にも触れることなく電子の海で消滅するよりは、どこかのネットワークリソースを消費し、誰かの目に触れ、その誰かに苦笑いをしてもらった方が幸せであろう。と、無理矢理自分を納得させてこの弔いの結びとする。まる。


書楼弔堂 炎昼

書楼弔堂 炎昼