法則というフレームワーク:『マーフィーの法則』
世の中にはけったいな法則がたくさんある。フレミング左手の法則*1だとか、メンデルの法則*2、先日のエントリーで触れたパレートの法則やピーターの法則など。話のネタ程度に。目の前にある非合理な事態や、理不尽な案件に対して「こーゆー法則もあるんだから、ようあること。諦めろ、怒るな落ち着け」という形で自分を落ち着けることが僕はよくあるので、アンガーマネジメントの一環、フレームワークのようなものw
マーフィーの法則
マーフィーの法則(マーフィーのほうそく、英: Murphy's law)とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである(それが事実かどうかは別)。多くはユーモアの類で笑えるものであるが、認知バイアスのサンプルとして捉えることが可能なものもあり、中には重要な教訓を含むものもある。
この法則を知ったのは、僕が中学生の頃、親が買ってきた マーフィーの法則 だった。サラサラ~っと読んで、「アホ過ぎる、これで何か納得できるものがひとつでも増えるのか?」というのが素直な感想だった。でも社会人になり、いくつもの理不尽に塗れると「マーフィーの法則だな」と思う事案もあり、アンガーマネジメントにおけるマントラのような形で役に立つことが結構あった。具体的に言えば…
"If there's more than one way to do a job, and one of those ways will result in disaster, then somebody will do it that way."
「作業の手順が複数個あって、その内破局に至るものがあるなら、誰かがそれを実行する。」
これ。そう、誰かが必ず「それやらんでええやろ!」って方法で最悪の手を実行し、そのリカバリーに会社のリソースが割かれることになるような事態。この法則で何度己の心を収めたことか。*3
得られた教訓のようなもの
マーフィーの法則を知り、仕事で理不尽に塗れ続けた結果、その法則の基本理念から座右の銘というか僕の基本的な考え方がひとつ出来た。 今でも毎日数回、頭の中でエコーする。
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- "If it can happen, it will happen."
「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。」
「なるようにしかならなん。諦めて手を動かせ」
- 作者: アーサーブロック,Arthur Bloch,倉骨彰
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