ヤバい経済学
スティーブン・D・レヴィット / スティーブン・J・ダブナー 著
望月衛 訳
雑なあらすじ
- 日常生活と経済学を無理矢理こじつける
- こじつけた結果、「あ、これ経済学なの?」という発見
- 狙いすぎた感のあるタイトルだが、話のネタにもなりそう
雑な感想
先日のエントリー、 www.siuso.online と同じ系統だった。結局のところ、身近(?)な事案を経済学を用いて解説してくれるので、「ああ、経済学ってこういうものだったんだ」という発見には繋がる。とはいえ、中身に統計学が含まれていたり、少々こじつけのような印象を受けるチャプターも存在するので、『一度経済学にサラッと触れた人がヒマ潰しで読む』という心持ちだと楽しく読める。また、あまり大きな声で言うべきではないのだろうが、当時Amazonの中古で1円だったので僕のお財布には優しかった。あとは文章がとてもフランク。アカデミックな気持ちが少しでもあると嫌悪感に繋がる。でも逆に言えば、「こんなもんやろ」という気持ちで読んでるとクスリとできる箇所もところどころあるし、取り上げる題材が「相撲」やら「試験」やら身近なものでありかつ、多岐に渡るので、あらすじ部分にも書いたけどなんかの雑談のネタになる。
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ちなみにこの本のヒットに気を良くしたのか、続編らしきものが山ほど出ているが、僕はまだ読んでいない。タイトルがキャッチー過ぎてね…なんか続編タイトルも狙いすぎだし、ちょっと手が動かない感じ。
もう三冊セットとかあるしw
なんだろうな、統計学とか経済学っていわゆるサラリーマンの仕事で微妙に役に立つ分野なんだよね。だからこういった本が山ほど出てきているんだとは思うけど、本当に有象無象あるし、手にとって読んでみると「あくまでも後付の学問である」という部分を隠してそれっぽく書いているものが多いので疲れる。
いつか仕事なんかしなくても良いようになったら、暇つぶしにいっぱい本買って、いっぱい適当に読むんだ。
- 作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 単行本
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