決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

ディズニーで学んだ人がグングン伸びる39の方法

ディズニーで学んだ 人がグングン伸びる39の方法
志澤秀一(2015)

雑なあらすじ

  • リコグニクションという「相手を認め、受け入れること」が大事
  • その為には人を良くみて、色々なものさしで見てあげる
  • フィードバックは大事。PNPって手法が素敵よ


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雑な感想

 僕はサービス業に従事している人間だが、はっきり言ってディズニーリゾートが大嫌いだ。だからこそこの本を読んでなかなかここですら書けぬような邪悪な感情が沸き立ったが、基本的に書いてあることはやっぱり正論。そらそーですわ、素晴らしいっす。という内容。私がディズニーリゾートが大嫌いな理由は、「お高く止まりやがって!」という嫉妬だけであり、自社が、僕が作ってきたお店とスタッフでは到底実現出来ないレベルのものだから自分の店がこの程度にしかならない、これしか出来ないという苦しさからくるもの。だから理論的にはやっぱりケチのつけようがないよね。人をこれから育てます!係長になります!なんて人たちはこういった本を読むととても良いと思います。でも、課長になりました!とか、部長になりました!なんて人たちはこの本を読むと「過去に私(オレ)がやってきたことは…これは…ダメなパターンですやん…」なんて自己嫌悪に陥る可能性もあるので劇薬。

気になった言葉

「理想はミッキーマウスのようなリーダー」

彼らが発揮する、リコグニクション(相手を認め、受け入れること)をベースにしたリーダーシップこそ、いま多くの職場で求められているものだと実感したからです。(中略)メンバーが自発的に成長する為に、リーダーが行うべきことは、メンバーに「(何かを)させる」ことではなく、メンバーが「(何かを)してみたくなる」ようにすることなのです。

これは書き方と受け取り方次第で賛否両論ありそうだけど、おっしゃる通り。自発的なモチベートがない仕事が依頼者の期待を超えることはまずないからね。でもこれ結局「誘導」であり、慕われるように「合わせろ」という意味にもとらえられるからこれまた難しい。

叱るときにはサンドイッチで叱る

ディズニーでは、「叱るときにはサンドイッチ」という言い方をします。これは、コミュニケーションの分野で「PNPアプローチ」と呼ばれている方法で、PNPとは次の要素の頭文字を組み合わせたものです。

  • P(Positive=肯定的)→ 相手を認める
  • N(Negative=否定的)→ 問題の私的
  • P(Promise=約束)→ 改善することを約束

叱られる側の気持ちを尊重しつつ、間違いや問題点を明確に指摘し、それに対する改善を約束してもらうというアプローチです。

これもまたマインドコントロールの手法やんけ、と思ってしまう僕が汚れているのだろうか。でもこれはとても効果的。誰でも頭ごなしに怒られたら聞く気が失せるし、こいつ殺したろか…なんていう反骨精神を育てることになるからね。

まぁ、なんだ。知っていることだらけだったけど、1時間ちょっとで読める程度の本ですし、これからリーダーっぽいことやってみます!なんて人で、ディズニーだいすっき!なんて人は手に取ってみてはいかがでしょう。僕には眩しすぎてつらたにえんですた。

ディズニーで学んだ 人がグングン伸びる39の方法

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「神」リーダーシップ

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