長女の給与明細
元々はなんてことは無い、欲しいゲームソフトがあるというだけのことだった。
しかしそれは巨大な資本家「ばあちゃん」によって叶えられることになる。
まぁそんなこんなで色々あったけれど、お小遣いを貰う為に家事を手伝うという労働市場が形成された我が家。その後は次女が労働市場に参入したり、単価考察を行ったりして現在に至る。
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現状整理
ちなみに、当時最低時給から算出したお手伝い単価はこちら。
お手伝い名 | 想定作業時間 | 見直し前 | 見直し後 | 差額 |
---|---|---|---|---|
お皿洗い | 600秒 | 10円 | 146円 | +136円 |
ゴミ捨て | 120秒 | 10円 | 29円 | +19円 |
洗濯物を干す | 900秒 | 10円 | 220円 | +210円 |
洗濯物を畳む | 900秒 | 10円 | 220円 | +210円 |
雑草を抜く | 3600秒 | 100円 | 880円 | +780円 |
家の床掃除 | 1200秒 | 500円 | 293円 | ▲207円 |
靴を揃える | 60秒 | 30円 | 15円 | ▲15円 |
おもちゃ片付け | 300秒 | 30円 | 73円 | +43円 |
肩もみ | 600秒 | 10円 | 146円 | +136円 |
見直し後、の列が該当金額だがあまりの高さにちょっとひるむ。これか、この気持ちが人件費を上げたくなくなる経営者の気持ちなんだな…!でも、あまりにも稼げないのも可哀そうだし、そもそも娘相手に本気で搾取するのはどうなんだ、ということでお小遣い単価は下記の通り見直し。
お手伝い名 | ①最初 | ②時給換算 | ③決定単価 | ③-① | ③÷② |
---|---|---|---|---|---|
お皿洗い | 10円 | 146円 | 50円 | +40円 | 34.2% |
ゴミ捨て | 10円 | 29円 | 10円 | ±0円 | 34.4% |
洗濯物関連 | 20円 | 440円 | 100円 | +80円 | 22.7% |
雑草を抜く | 100円 | 880円 | 100円 | ±0円 | 11.4% |
家の床掃除 | 500円 | 293円 | 500円 | ±0円 | 170.1% |
靴を揃える | 30円 | 15円 | 10円 | ▲20円 | 66.7% |
おもちゃ片付け | 30円 | 73円 | 30円 | ±0円 | 41.1% |
肩もみ | 10円 | 146円 | 廃止 | ||
シンク洗い | 30円 | 新規 |
③-①が表すのが長女の単価上昇相当額、③÷②が最低時給(880円)をベースとした場合の実現率を表す。実現率の平均は30%~40%の間くらいだろうか。つまり、この単価を設定した人間は、「娘は時給440円クラスの働き手」と定義していると推測される。最低時給どころの話じゃない、搾取だ!搾取!とは思う。しかし、従業者である長女とこの数値をもって面談した結果、彼女はこの単価上昇を相当に喜び、モチベーションが向上しているように見えた。そして今月の労働契約を取り交わした。口頭合意に過ぎないので、次月以降は割とガチ目の契約書でも作ってやろうかと思う。
給与明細
で、結局5月を走り切ってみた結果がこちら。1,390円也。初の給与は嫁さんから娘に渡してもらったが、相当喜んでいたらしい。しかし…なかなかの金額になったな。お小遣いで労働をしてくれるのは非常にうれしいのだが、お金貰えないならお手伝いしないもんね!なんて言われるようになったら怖いな。大丈夫かな。
今後どう考えるべきか
以前の記事で少し調べて触れたが、小学校高学年のお小遣いは1,000円程度らしい。
小学生の高学年(4~6年生)のお小遣いの相場と平均金額
「1,000円未満が約7割」=相場は1,000円未満
1位 500円以上、 1,000円未満(48.8%)
2位 500円未満(20.2%)
ちょっと高かったかな…とは思うが、労働の結果なのでまぁ良いか。そしておそらく最終的に問題になるのはこのお金の使い方だろうなー。という訳で娘にお小遣い帳を買い与え、週1回の提出を義務付けさせた。そう、経営陣の真似事の次は監査法人の真似事である。会社で困らされている人間のロールプレイが出来るなんて、なんて、なんて素晴しいんだ。
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