『パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか』知らんがな
僕はキーボードがそこそこ好きだ。職場にメカニカルキーボードを持ち込み、家でもメカニカルキーボードを使い、買おう買おうと思っていながらなかなかRealforceとHHKBに手が出てないから意味も無くお小遣い倍になれ!買うから!と、思っている程度には好きだ。ちなみに以前会社で僕の隣に座っていた彼はメンブレン式のキーボードで、
「ダガダガダガ!!ドカンドカン!タッターン!!!」
という素晴らしい音を奏でる戦場の職場のピアニストだったので、異動の際にメカニカルキーボードを上げた。15m程離れた彼の異動先から軽やかな、だが激しいメカニカル(茶軸)の打鍵音が聞こえてきた笑った。まだ「あのキーボードやったやつ誰だ!」とは問題にはなっていない。ぐへへ。
そしてこの記事。
パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか | ことばの疑問 | ことば研究館
言われてみればなんとなくしか知らんな、と思わず読み入ってしまった。記事を要約すると…
- アルファベット配列の決定に関しては、色々な利害関係者が少しずつ変えていった結果、最後にこの形で落ち着いた。
- カナ配列の決定に関しては、色々な利害関係者が少しずつ変えていった結果、最後にこの形で落ち着いた。
という訳。まぁそらそうなるわな。自社用のキーボードにお客さんつけちゃえば離れられないもんな。Mac使い続けてたらMacしか使いたくなるのと同じ。なんとなくWinマシンがダメなように見えちゃう。ダメじゃないんだけど。そしてこの記事を読んでいる途中で違和感が。なんかこの文章読んだことある。というかこれなんか知ってる。
- 作者: 安岡孝一,安岡素子
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
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道理で。安岡先生でした。この本はいまだにウチの本棚に置いてあります。社内報でキーボードの特集記事(?)書いてくれと言われて読んだんだった。ちなみに、この本は「本当にキーボードに興味が無いなら絶対読むな」である。アカデミックな書き方がしてあるので、軽い気持ちで読むと心が折れる。でも、読み切った後は、
「オレ、キーボード極めた」
と、言いたくなるくらいキーボードの成り立ちに詳しくなる。タイピングは早くならない。だって本だから。いつかキーボードって無くなるのかな。フリック入力よりは入力早いと思うけど、今の世の中向きじゃないよなー…。