決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

負の感情を捨てる方法 「最悪」は0.1秒で最高に変わる。

負の感情を捨てる方法 「最悪」は0.1秒で最高に変わる 中島 輝(2015)

負の感情を捨てる方法 「最悪」は0.1秒で最高に変わる

雑なあらすじ

  • アドラー心理学が根幹にある考え方
  • 問題に「とらわれる」から辛くなる。とらわれない。
  • 世の中は素晴らしい、と思えば素晴らしい


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雑な感想

表題からは「宗教か?」というような感想を受けた。実際に読んで見れば宗教ではなく、ハウツー本のようなものか、という感想になったが。結局のところ「辛い」とか「もういやだ」という感情はその原因となったことに「囚われている」ことが原因であり、とらわれなければどうということはないというもの。こうやって書くと「そらそうやろwwww」な、訳だが実際にこの本に書いてあるのはマトリクスで整理して論理的に考える方法だったり、アンガーマネジメントでも良くある「ムカつき指数」でもって定量的にその現象を評価して消化してみたり、と意外と論理的。アドラーの「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」と「アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)」このあたりの内容を足して2で割ったような感じで、自分の心のマネジメントをして、もっとうまく生きたいんだ!というような思いを持つ方に向けた導入本としてはとても良いと思います。逆に、アドラー心理学とかアンガーマネジメントの本を散々読み漁った後にこの本に行き着くと少し物足りなくなるかも。

そして…おそらく僕の読み方が浅いことに起因しているとは思うのだけれど、『「最悪」は0.1秒で最高に変わる』というキャッチーなメッセージは読了後に残らなかった。本の後半になればなるほど「世界は素晴らしいものだと思うことが最初だ!」とか「ありがとうは魔法の言葉!」など胡散臭くなってしまうので。いや、実践できればそれは素晴らしいんだけど、追い込まれてこの本を手にとったような人にはなかなか難しいステージよね。うん。

感情的な人に負けない本 (WIDE SHINSHO)

負の感情を捨てる方法 「最悪」は0.1秒で最高に変わる